2013年2月26日火曜日

引っ越し

前に「怪しい計画」と書いていたのは、要するに引っ越しする、ということだけのことである。ほぼ終わったのだが、まだ終わっていない。というのも、旧家に14年も住んでその間ろくに整理整頓をせずに散らかしていたので、いらないものが大量に残ってしまって、その処理をしている。アナログテレビとかスカパー!のハイビジョン非対応のチューナーとかの大物は廃棄物処理業者に頼んで一気にやってもらったが、昔いただいた年賀状とか、太って着られなくなってしまった服とか、そういうのを段ボールづめせずに放っておいたので、それを改めて捨てたり新家に運んだりと、そんな残務整理が残っているのだ。旧家と新家は歩いて3分くらいなので、割合すぐ運べるので助かるが。それにJay君とK佑がずいぶん助けてくれたので、ゴールは見えてきた。あと2日で旧家の鍵は返すことになっているので、今日、明日とちょっと頑張る(つもり)。

引っ越しは初めてではないのに、なぜそんなに段取りが悪いんだ?と思われる方もおいででしょう。1回目の引っ越しは今の職場に来る時で、31年間たまりにたまったごみを運ばねばいけないはずだったのだが、その時は実家からの引っ越しだったので、必要最低限運び、残りは宅配便で後日送ってもらった。2回目の引っ越し(実家が取り壊しになるので、仮住まいへ引っ越す)のは、いらないものは残しておけば、勝手に産業廃棄物になるので、あまり真剣に片づけなかった。3回目は実家が今のマンションに移る時で、それは京都住まいの小生としては何も協力せず、荷物ばらしにだけ実家に帰っただけ。ということで、一部屋を丸ごと空にして引っ越す、というのは今回が初めて。だから要領が悪いのである。「いらないものは放っておけば管理会社が処分してくれるだろう」と甘く考えていたが、どうもそうではない、ということがようやく分かった次第。まあ最終的には「頑張ったけど無理でした」ということになって、敷金が1円も返ってこないどころか、こちらが金を払わなくてはいけないかもしれないが、まあそれはそれで仕方がない。今度引っ越すことがあったら、もっとまじめに、事前から計画を立ててやることにしよう。(大学の部屋も今のうちから20年計画で掃除したほうがいいかもしれない。)

3分間の距離を何往復もしたり、酒を飲まずに作業したため、体重が一気に3kgも減った。夢の70kg台へ突入。副作用やね。

2013年2月19日火曜日

♪本を売るなら

真剣に部屋掃除。段ボールの山が出来上がったが、まだ片付いた感じは全然しない。本当にこんなペースで大丈夫だろうか?と思いながらものらりくらりとやっている。

部屋掃除をしてみると、色々無駄な買い物が出てくること。今日はあるドラマの DVD を2枚、Blu-ray を1枚買っていることが分かった。無駄やしブックオフに行ってくるか、と思って出かけると、何と総額2万1千円。いつもは50円くらいしかくれないので、妙に嬉しかった。どんどん掃除をして、売れるものを探そう。

さてじゃあ晩飯は豪華に、と思ったんだが、結局王将でいつもの通りキムチ炒飯と餃子。630円也。最近物入りだったんで、あまりお金を使わないことにしてみた。預金の残高も大分少ないし。(こう書くと、実は多いのに嫌味な野郎だ、と思われるだろうが、本当に少ない。)幸い明日は給料日。それでも物入りなのは変わらないので、明日の晩も安く上げることにする。

2013年2月18日月曜日

矛盾

「ほこたて」という大変面白い番組が日曜日にやっている。「絶対~します」対「絶対~はされません」という対決をいくつも放送する番組。今日は2時間特番。うっかり見てしまった。面白かったのは、最強の日本45歳チーム va. 最強のアメリカ11歳チームの400メートルリレー、絶対にはがされないペイントとどんなペイントでも絶対寄せ付けないコーティング対決、コンピューターオセロ vs. コンピューターオセロ。おじさんとしては、やはりどちらも年寄りの方に勝って欲しかったんだが、リレーは11歳の勝ち、ペイントは若い方の勝利、オセロも若い方の勝利と、面白くない結果に成ってしまった。まぁどれも見ごたえがあってよかったけどね。

さて、「ほこたて」は「矛盾」からきているのは言うまでもない。最近「矛盾」を「予盾」と書く学生が多くて困っている。この前もゼミの最中に学生が書いた。でその学生に「字が違うぞ」と突っ込んだ後、「君『ほこたて』見てる?」と聞いてみたら、「はい見てます」との返答。真剣に見てないのかな。あの番組は面白くて、見ているとついつい引き込まれ、今日の2時間スペシャルもあっと言う間に終わった感じ。皆、もっと真剣にテレビを見よう。
#「え、数学はって?」。それは一般常識を身に着けた後にやるもんでしょう。
#じゃあお前は一般常識は身に着けてるのかって?どうだかな。

2013年2月16日土曜日

山田先生お疲れ様でした。

1月19日に同じタイトルのブログを書いているが、それは阿P山田先生の送別会で、今日はO山田先生の最終講義(?)と送別会の顛末を書こうと思って書きだした。が、どっかでとんちんかんな話になるのはご勘弁。

山田先生のお話のタイトルは、「フーリエ解析の極意」。おぉ、これはきっと、小生のような門外漢にはわからない、すごい話なのか、と気合を入れて講義の部屋へ。「極意」というのは、誰だか忘れたが落語の大家の話で、「始末の極意」というのがあるそうだ。これは人生の終わりをいかにきれいに終わらすか、みたいな話だそうだ。小生落語には全く通じていないので、わからなかったのだが、小生の後ろに座っている「名人」が、山田先生の「何とかの極意、という落語がありまして」というお言葉に即座に反応して笑い出したのは見事だった。彼は「始末」と言っていたが、ちょっと部屋の隅で小声だったので聞こえなかったらしく、部屋の中央にいる別の聴衆が「始末」と言ったら、「あ、そうそう始末の極意」と思い出されて、話は続く。フーリエ級数の一番の応用はシンセサイザー。だから先生はそうはおっしゃらなかったが、しばらく音楽の倍音の話。うん、まだわかる。その後は部分積分は、フーリエ解析の有用なツールである、という話がしばし。波動と熱と、そういう偏微分方程式も、ベーシックなところは部分積分らしい。小生部分積分は覚えていないので、いつも積の微分から導いているが、さすがはプロ、何も見ないですらすらと書いていく。で最後にごつい奴が出てきて、それも所詮は部分積分で片が付く、という感じで終わった。小生は茫然。その後質問タイムに成ったら、あまり専門が近そうでない人からいくつか質問。うむ、専門は近くなくても、真剣に理解しようという姿勢はすばらしい、と感動して、次の質問はいかにも桜風な質問。あとで聞いたら、近くに座っている1回生のために質問したとか。数学に対する姿勢が、小生のようななまくら刀と違って、鋭い人たちはいるんだなー、と感動して終わる。

その後しばしお茶会。山田先生の弟子が数名来ていて、彼らと雑談。めでたい話も聞いてきた。いいことです。小生も早くめでたくなりたい。

その後はおなじみ「十膳の里」で、先生と、もう一人今年度いっぱいで東京の某大学に移られる若手の先生を囲んで懇親会。楽しかった。またその後は、若い人と合流して、南草津駅前で終電まで。「山科る」のは小生とW先生だけで、しばし「らくざ」で。二人と店長で、麻雀話。店長は「理論が欲しい」そうなので、W先生が暇に成ったら打ちましょう、と約束していた。W先生はここでさようなら。

それから小生はちょっとだけ PJ's へ。2杯飲んだ時点で閉店時間。よし、帰るぞ、と思ったら、机の上に携帯電話が一個ポツリ。どう考えても「アラシ」のやな、ということで彼のもう一台の携帯電話に掛けてみる。案の定彼が忘れていったもので、「いまから取りに戻ります」ということでまたしばし。無事持ち主に携帯電話が帰った所で、今度こそ閉店。いやー、濃い一日だった。

昨日の出来事をもう一つだけ。南草津の改札口は3階にある。ホームは2階。ということで3階まで久々に歩いて登ったら、息が切れて心臓の辺りが痛くなるわで、すわこのまま小生死ぬのか、と思っていたのだが、無事最終電車に乗れた。が、一緒にいたW先生によると、小生は電車の中でずっと青息吐息だったらしい。らくざでしばし座って、薄い酒を呑んだら、治まってきた。その後は上述の通り。W先生に「まずは運動しましょう」と言われた。うん、その通りやな。とにかくローンを払い終えるまで生きているのが目標だしね。

もう一つだけ。PJ's で言われたこと。「それは気合の入れ方が足りない」。うん、その通りや。あと1週間でこの部屋をどうにかしないといけない。いつ見てもどうにもならない絶望感にさらされるんだが、所詮は「気合が足りない」だけらしい。よし、これから気合をいれるぞ!

2013年2月15日金曜日

物入り

物入りである。昨日電話があって、「135万円振り込んでください」とのこと。もちろん振り込め詐欺ではない。相手もちゃんとわかってるしね。他にも来週には80万円くらい振り込まないといけないしな。仕方ないので親に電話で借金を申し込もう、と思ったら、いくら掛けても電話に出ない。何回目かにおやじ殿が出てきたが、おやじ殿は耳が遠いので、「わかんねぇや」と言って切られてしまった。それから30分待って掛けてみたら、母者が出た。母者の姉が亡くなったらしいので、その件で多忙だったとか。叔父(母者の姉の旦那)も数か月前に亡くなっているし、あっという間に夫婦そろって他界。「亭主元気で留守がいい」と言って、亭主が死ぬと嫁さんが元気になるもんだが、あの夫婦は違ったか。

話が逸れた。とにかく「怪しい計画」には金がかかった。これ以上の物入りは困るんだがなー。

2013年2月9日土曜日

ダートクール

雑誌「ダートクール」を数冊売ってきた。「怪しい計画」のため。「ダートクール」は、モトクロスの雑誌。え、お前バイク乗らないから関係ないだろうって?いえいえ、野球を好きで見ているあなた、あなたは野球経験者ですか?ラグビーを見ているあなた、アメフトを見てるあなた、重量挙げをみてるあなた、どうですか?そう過去にやったことがなくても、超人技を見ることができる、それがスポーツ観戦の醍醐味の一つ。

話がそれた。以前スカパー!では、「AMAスーパークロス」と「AMAモトクロス」が放送していて、たまたま実家に帰っている時に兄者がケーブルテレビで見ていたので、続きが気に成って、山科ではスカパー!で見ていた次第。絶頂期を誇っていたマクグラス(通称マグラ)を新鋭カーマイケルが追いつき追い越せで、カーマイケルがシーズン全勝の快挙を成し遂げる、と、非常に見ていて楽しい番組だった。が、放送は打ち切られ、「ダートクール」も買わなくなった。ということで、「怪しい計画」に向けて、部屋整理のために売ってきた、というわけ。今困っているのが「週ベ」(「週刊ベースボール」のこと。通はこう呼ぶ)をどこまで処分できるか。売れってか?残念ながら週刊誌は買ってくれないんだな。去年の選手名鑑号以外はすべて捨てるか、という気に成っているんだが。結論を出すのは数日さきのこと。

他にも思案中なのが、大量にあるVHSのテープ、MD、フォーマット前のフロッピーディスク、未使用のMOディスク。まあディスク類は職場に持っていくか。さてVHSはどうしよう?

2013年2月7日木曜日

Gmail に変更

メイルはいつも大学の提供してくれる web mail (通称 cybermail) を使っていたんだが、容量がしょぼく、早くも7割に達しようとしている。これでは数年でパンクするのは目に見えているので、Gmail に変更しよう、ということになって、Gmail のことが書いてあるムックを買ってきたんだが、そもそも何かがおかしく、先のページへ進もうにも進めない。そこで、夜の山科で知り合いになった英語の K 先生に頼んで、おかしな点を解決することにした。でわざわざ休みなのに大学まで足を運んでいただき、申し訳ない、と思ったら、「いえ、どうせ毎日来てますから。どうせ家にいても光熱費を食うだけなんで」とごもっともな理由で職場にいらしているらしい。で疑問点は中々解決せず。色々やってもらって、問題は解決。ついでに色々設定してもらう。というわけで、今日から Gmail がメイン。もちろんアドレスは変えなくてよいので、皆さんご安心を。まあ返信するときはうっかり皆の知らないアドレスで送ってしまうこともありえますが、まあそこはご勘弁。

さて、最近買った本に、梶原健「線形代数のコツ」共立出版、がある。これが実に面白い。痒い所に手が届き、それでいて一流の数学者の書いたものだから、数学的内容は保証済み。来年度の講義の一回目に紹介することとしよう。もちろんシラバスにも参考書として挙げておくのは言うまでも無い。

今時の学生は、こういう副読本のようなものは読まないんだろうか?小生は大学生のころ「微積分がわからん!」「線型代数もわからん」というわけで色々図書館で読み漁ったり買いあさったりしたんだがなー。田島一郎「解析入門」岩波全書、「イプシロン・デルタ」共立出版とか、石谷茂「イプシロンデルタに泣く」「dim と rank に泣く」「∀と∃に泣く」現代数学社、などなど。真剣に読まなくても、何となくわかるところがあり、それから講義の復習をやるとよくわかった。でうちの図書館の貸し出し状況はどうなんだろう?と思って調べたら、「線形代数のコツ」は貸し出し中であった。ということは借りて読んでいる学生がいるということか。偉い!教員の講義に文句つける暇があったら、講義なんか出席しないで勉強しなさい!

2013年2月5日火曜日

今日も2科目採点

今日も早くに目が覚めた。もはや老人の域か。通勤割引の時間帯に住処を出発。事務で答案を受け取って、大学院の科目と、数理科学科の「数学IV」を採点。前者はあっさり終了。後者は試験を受けた学生が99名もいたため、少々時間がかかった。で数理のほうでも例の一行で答えが書ける問題を出したんだが、皆ぐちゃくちゃと色々書いておる。まあ趣旨がわかっている答案は多数。ただ、0ベクトルの係数だけ1にして、残りのベクトルの係数は0にする、explicitに書いた答案は一枚。こういう存在証明みたいなものは難しいんだな、やっぱり。

さて、最近面白い本がたくさん出版されている。予算に余裕があるので、そそられたものはどんどん買ってる。藤田岳彦「解いてわかるガロア理論」東京図書、なんかは面白そうだと思い、タイトルだけで購入。で34ページにこんな問題が出ていた。「0,a,bは一次従属であることを証明せよ。」うん、皆考えることは一緒やね。何故か答えは。「20+0a+0b0」と係数が2になっていたが。著者も長い教職暦で、この問題は案外難しいぞ、と思ったことが何度もあるんでしょう。確かに難しいんだよ。うん。

2013年2月4日月曜日

2科目採点

朝早く起きたので、定期試験の採点を一気に2科目。どっちも思いのほかよく出来ていた。特に情報理工の数学4なんかは、出席者が毎回数えるほどだったのに、どうしてどうして。昔早稲田の先生が言っていた「講義に出てる暇があったら勉強しなさい」を実践したのか。

さて先日の一行で答えの出る問題:

V をベクトル空間とする。(まあ体は適当に。例えば R 上にしておきましょう。) x1,…,xm∈V のうち一つが0ベクトルなら、一次従属であることを証明せよ。

答えは「例えば xi が0ベクトルとすると、0x1+…+1xi+…+0xn=0」でOKですね。それを何かぐちゃぐちゃと色々書いてあったが、正解と判断できるものはそこそこあった。もちろん意味不明も多数。数理の方の解答がどうなってるか、明日以降確かめる。


2013年2月1日金曜日

試験のパッティング

今日から2月である。とういことで日本のプロ野球はキャンプイン。今日からはスポーツニュースを確実に見るぞ。去年はキャンプ報道では、割合ベイスターズの時間が多かった。が、それも監督が変わってちょっとは期待が持てるぞ、的なありがちな取り上げられ方。オープン戦も順位がよかったからね。(シーズンの結果は言うまでもなし。)今年はもっと選手が報道の中心に成らないと。

さて2月1日恒例なのは、入試開始である。明日も入試がある。が、実は明日まで定期試験もある。うーん、毎年このバッティング現象が起こっているが、事務の人はちゃんと処理できてるんでしょうかね?不思議不思議。とにかく2月の上旬は禁酒ウィークなので、今日を最後に10日ばかり禁酒。(今日はちょっと Jay 君に用があって店に行くから、飲んでしまうでしょう。ただ明日は朝から私用があるので、ほどほどに。)