2013年2月16日土曜日

山田先生お疲れ様でした。

1月19日に同じタイトルのブログを書いているが、それは阿P山田先生の送別会で、今日はO山田先生の最終講義(?)と送別会の顛末を書こうと思って書きだした。が、どっかでとんちんかんな話になるのはご勘弁。

山田先生のお話のタイトルは、「フーリエ解析の極意」。おぉ、これはきっと、小生のような門外漢にはわからない、すごい話なのか、と気合を入れて講義の部屋へ。「極意」というのは、誰だか忘れたが落語の大家の話で、「始末の極意」というのがあるそうだ。これは人生の終わりをいかにきれいに終わらすか、みたいな話だそうだ。小生落語には全く通じていないので、わからなかったのだが、小生の後ろに座っている「名人」が、山田先生の「何とかの極意、という落語がありまして」というお言葉に即座に反応して笑い出したのは見事だった。彼は「始末」と言っていたが、ちょっと部屋の隅で小声だったので聞こえなかったらしく、部屋の中央にいる別の聴衆が「始末」と言ったら、「あ、そうそう始末の極意」と思い出されて、話は続く。フーリエ級数の一番の応用はシンセサイザー。だから先生はそうはおっしゃらなかったが、しばらく音楽の倍音の話。うん、まだわかる。その後は部分積分は、フーリエ解析の有用なツールである、という話がしばし。波動と熱と、そういう偏微分方程式も、ベーシックなところは部分積分らしい。小生部分積分は覚えていないので、いつも積の微分から導いているが、さすがはプロ、何も見ないですらすらと書いていく。で最後にごつい奴が出てきて、それも所詮は部分積分で片が付く、という感じで終わった。小生は茫然。その後質問タイムに成ったら、あまり専門が近そうでない人からいくつか質問。うむ、専門は近くなくても、真剣に理解しようという姿勢はすばらしい、と感動して、次の質問はいかにも桜風な質問。あとで聞いたら、近くに座っている1回生のために質問したとか。数学に対する姿勢が、小生のようななまくら刀と違って、鋭い人たちはいるんだなー、と感動して終わる。

その後しばしお茶会。山田先生の弟子が数名来ていて、彼らと雑談。めでたい話も聞いてきた。いいことです。小生も早くめでたくなりたい。

その後はおなじみ「十膳の里」で、先生と、もう一人今年度いっぱいで東京の某大学に移られる若手の先生を囲んで懇親会。楽しかった。またその後は、若い人と合流して、南草津駅前で終電まで。「山科る」のは小生とW先生だけで、しばし「らくざ」で。二人と店長で、麻雀話。店長は「理論が欲しい」そうなので、W先生が暇に成ったら打ちましょう、と約束していた。W先生はここでさようなら。

それから小生はちょっとだけ PJ's へ。2杯飲んだ時点で閉店時間。よし、帰るぞ、と思ったら、机の上に携帯電話が一個ポツリ。どう考えても「アラシ」のやな、ということで彼のもう一台の携帯電話に掛けてみる。案の定彼が忘れていったもので、「いまから取りに戻ります」ということでまたしばし。無事持ち主に携帯電話が帰った所で、今度こそ閉店。いやー、濃い一日だった。

昨日の出来事をもう一つだけ。南草津の改札口は3階にある。ホームは2階。ということで3階まで久々に歩いて登ったら、息が切れて心臓の辺りが痛くなるわで、すわこのまま小生死ぬのか、と思っていたのだが、無事最終電車に乗れた。が、一緒にいたW先生によると、小生は電車の中でずっと青息吐息だったらしい。らくざでしばし座って、薄い酒を呑んだら、治まってきた。その後は上述の通り。W先生に「まずは運動しましょう」と言われた。うん、その通りやな。とにかくローンを払い終えるまで生きているのが目標だしね。

もう一つだけ。PJ's で言われたこと。「それは気合の入れ方が足りない」。うん、その通りや。あと1週間でこの部屋をどうにかしないといけない。いつ見てもどうにもならない絶望感にさらされるんだが、所詮は「気合が足りない」だけらしい。よし、これから気合をいれるぞ!