2013年6月13日木曜日

素朴で奥深い整数の世界

先日書いたように、今日「スーパーサイエンス」の高校生がやってきた。何か助言を、と言うことだったが、大した助言は出来なかった。でもまあ頑張っているようなので、励ましてだけおいた。あと飯高茂「環論 これは面白い」共立出版、を渡しておいた。何かのヒントになることが書いてあるかもしれないしね。彼らの取り組んでいるのは循環小数の話で、飯高先生の本にまるまる彼らのやろうとしていることが出ている可能性はなきにしもあらずなのだが…。まあ寺田文行先生によれば「学ぶことはマネぶことから始まる」そうだから。

今日のタイトルは、今月号の数セミの特集からお借りした。知っている方々が記事を書いているので、興味深く読んだ。最近ちょっと不調なのだが、和田先生のお言葉
「若いとき、少しのことしか知らないから何も出来ない、と思ってはいけません。多くのことを勉強し、多くのことを知り、すべてのことが見通しよく眺められるようになったとき、もうその人には新しいことをしようとする情熱も、時間もなくなっているので。」
はずしっときますね。小生ちゃんと読んだ初めての整数論の本が「数の世界」(岩波)だったから、和田先生との直接の接点はそんなに多くなかったものの、恩人の一人として心にとどめている。その和田先生のお言葉、大事にして勉強しないとね。

さーて、これからwalkingや。