2012年3月11日日曜日

酒を呑みながら因数分解をする

今日は Jay 君の店でワインの試飲会をやる、というので、誘われて行った。Jay 君はカナダ人だから、日本語をしゃべれる英語圏の外国人がたくさん来るので、いつもの通り電子辞書を持って行った。で呑み始めてからしばらく。小生が「教授」と呼ばれてるのを不思議に思った女性がいて、知り合いの女性に「何で教授何?」と恒例の質問をしていた。で小生が数学をやってると知って、「今から数学勉強したいわー」とか言い出した。「因数分解は得意だった」とのたまうので、「じゃあ X4+X2+1 を因数分解してみ?」とどこまでが正解でどこまでがまちがいだかわからない問題を出して、しばし外国人相手に英語会話の勉強。しばしして小生の周りから「こいつはつまらん」ということだと思う(違うかもしれない)で会話相手がいなくなったところで、彼女らの周辺に戻ってみる。「できた?」と聞いたら、ほぼ正解にたどり着いていた。「うーん、おしい、正解はここをこうしてこうなって」と教えてあげても、しばし「うーん」。それからしばらく経って納得したらしい。そこで聞かれた。「じゃあどうしてこういう解答を思い付くんですか?」小生は瞬時に「それは長年の経験と勘による」。いや、だってそうでしょう、同業者諸氏?その後 X4+6X2+25 を因数分解せよ、という問題を出してみようかと思ったが、それはやめた。だって小生は不定積分の問題集で、1/(X4+6X2+25) を不定積分せよ、という問題を答えられなくて、Maple に答えを出させた軟弱ものだから。まあ酒の席で素人相手に数学の問題をできる、というのは極めて珍しくかつ楽しい時間であった。

同業者で見合いの席で数学の話をバリバリして、断られ続けてる同業者がいるらしいが、小生ではないです。ああ、あの人のことだろうなぁ、と思った人、正解が欲しくば小生にメイルしたまえ。
#このブログに小生のメイルアドレスは書いてないが、まあここにたどりついた人はとあるページを経由している人ばかりだろうから、知っているでしょう。